若槻菊枝の生涯
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「祈り」 若槻菊枝・画 水彩絵の具で描かれたこの作品は、石牟礼道子が「たいそう好きだ」と選んだ作品である。その絵に「自由な世界」を感じ取った石牟礼は、「生きるということへのおそれを抱いた都会の女たちが、それでも表情いっぱいに愛らしさをたたえているのに向きあっていると、それはそのまんま、若槻菊枝という女性の一代記であることに気づかされる」と述べている。(本文272ページより)
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